看護師が内科で働くメリット

看護師にとって、内科で働くことのメリットは、非常に多くあると言えます。相手にする患者さんは主に慢性期の入院患者さんですが、慢性期に入っているからこそ、同じ様な顔ぶれにあるでしょう。だからこそ、情報伝達しやすいですし、親しみやすいとも言えます。一般外来で働く場合は、ほぼ毎回違う顔の患者さんを相手にしなければならないので、臨機応変さが求められがちです。そこに比べれば、情報伝達という側面においては、わりとわかりやすい現場だと言えるでしょう。

内科病棟で働くということは、もちろん入院患者さんの敏感な変化に気づく必要があります。故に、24時間体制でしっかりと見てあげる事が大事です。二交代制や三交代制で夜勤があるので、体力勝負の部分もあるでしょう。ただ、日勤のみの外来勤務などと違い、勤務時間が長くなる傾向があるので、その分収入面で期待ができます。一般外来の常勤で、日勤のみの看護師の平均年収は400万円前後といったところですが、内科病棟で夜勤もこなす看護師の平均年収は470万円前後と、70万円ほどの差がついています。

他にも、緊急対応を必要とする外科でのオペサポートより、比較的のんびりと構えていられるというのもメリットと言えるでしょう。内科には内科なりの大変なところもありますが、慣れてしまえば看護師の基本的な業務ばかりなので、問題ないでしょう。自分のペースで、順調なキャリアアップを図る事が可能です。